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NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉2016年8月号

NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉2016年8月号の季語のカットを4点描いてます。

「花火」、「新涼」、「似て非なる季語達『松虫』と『鈴虫』」、「西瓜」の4点。
「花火」「鈴虫」「西瓜」は、例句がなくてもその物を思い浮かべられますが、「新涼」は、私の日常では使わない言葉。はて・・・困ったなぁ〜?
そこで例句の
「新涼の水にこつんと鬼やんま   中拓夫」
のイメージです。解説には「鬼やんま」は秋の季語で季重なりだとあります。作者はそれを承知で詠んでいるそうです。季重なりは禁止ではないそうですが、重ねて使う時には、ふたつの季語がぶつかり合わないように気をつけるように・・・との事です。
「季重なり」そして季語がぶつかり合わないようにする・・・言葉で端的に遊ぶためには、基礎や知識が豊富でないとダメですか?とつぶやいてしまった私です。

カラー水彩で描いています。     北村さゆり拝

─ 2016年7月21日(木)