戸村美術個展にて。『薫る木立』(練馬区立美術館寄託)の前に座る作者/Photo 阿部修二/2003年

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「平城京」安部龍太郎筆-『小説野性時代』10月号。

安部龍太郎さんの新連載小説の扉絵を担当します。
【平城京】『小説野性時代』10月号
扉絵を描いてます。初回なので、カラー印刷。
画用紙に墨汁、水彩絵の具で描いてます。

─ 2016年9月20日(火)

月刊誌〈ひととき〉10月号の挿絵。

『ひととき10月号』(ウェッジ発行)。連載中の西山克先生の「中世不思議ばなし33」の挿絵です。

歴史資料から読み解く西山先生の不思議話は興味深いものです。
今号は【 飛行する光物  隕石・神火・人魂 】

タイトルの通り、中世に落下していたであろう隕石について、様々に解釈された日記から、西山先生が読み解いています。挿絵を描くにあたり注目したことは、その光物(ひかりもの)の形容です。90センチほどの太刀のような形、枇杷型、星のように飛び散るもの、土器のような光物が20ばかり連続して飛んだ・・・などと。地上50センチほどの高さで、大杉の元で辺りを徘徊する光り物の事例も面白いです。
天動説だった時代には、神が光ったと考えるのは無理のない事でしょうね。
北村さゆり拝

もっと詳しく読みたい人は、東海道新幹線グリーン車に『ひととき』は備えてあります。
お持ち帰りokだそうです。(^^)
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─ 2016年9月20日(火)

NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉2016年10月号

NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉2016年10月号の季語のカットを4点描いてます。

「林檎」、「秋の声」、「似て非なる季語たち『黄葉』と『黄落』」、「秋風」の4点。

「秋の声」と「秋風」は、私の頭には同じような景色が映ります。しかし、それぞれの先生方の原稿を読むと、ちゃんとイメージがはっきりしてくるから、有り難いですねぇ。「秋風」は、本当に風か吹いているかのように描いてみました。夏井先生の『黄葉』『黄落』も、白黒印刷の絵で読者にわかるように描くのは厳しかったんです。「落ち葉」とは違うので、またまた難しい。銀杏の葉とわかるようにクローズアップで描きました。
今回は「林檎」だけは、すんなりそのままを描かせていただきました。

 

p1の[目次]には、「林檎」「黄落」がカラーで掲載されてます。
原画はカラー水彩です。             北村さゆり拝

─ 2016年9月15日(木)

月刊誌〈ひととき〉9月号の挿絵。

『ひととき9月号』(ウェッジ発行)。連載中の西山克先生の「中世不思議ばなし32」の挿絵です。

歴史資料から読み解く西山先生の不思議話は興味深いものです。
今号は【  鹿 入洛す 強訴と神木 】

今回は、タイトルの「入洛」「強訴」「神木」だけで、もう北村には意味がわからない。「入洛」はジュラクと読み、京都に入る事だそう。「強訴」はゴウソと読み、僧や神人らが仏神の権威を誇示し、集団で朝廷・幕府に対して訴えや要求をすることだそう。「神木」はシンボクと読み、神が宿る木。。。榊の事だそう。「鹿」は神の使いらしい。そして、先生の文中に“春日鹿曼荼羅”という絵についての記述があります。これが今回のキーワードとなります。
挿絵は勘違いして描いたらとんでもないことになります。間違いなく理解して、咀嚼できるまでに8回読むことになった9月号の原稿でした。

吉田社祀官のト部兼熙に奉行の松田貞秀が、「春日社の神木が入洛した」と伝えた。つまり、これはストライキなんですね。ストライキの内容は、興福寺の内紛が関わっていると言うこと。その内紛に右往左往した衆徒が強訴(ストライキ)に及び、春日社の神木(神鏡には注連付き)を京都の長講堂に安置したと。
春日社には武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神の4所に加え、若宮を祀っている。ちょうど同じ頃、閑院流三条公忠の日記には、「南部より鹿三頭、京上す」とある。この3頭と、長講堂の神木を合わせた4つが、春日社の神とダブルではないか!と、先生。そして、その頃(2〜3年の間)、上皇が崩御など次々と起こる。
やはり、神木を移動させた祟りか?
その年の12月に、春日社のご神木は奈良に戻ったのでした。

北村さゆり拝

もっと詳しく読みたい人は、東海道新幹線グリーン車に『ひととき』は備えてあります。
お持ち帰りokだそうです。(^^)
鹿・入洛す

─ 2016年8月26日(金)

NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉2016年9月号

NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉2016年9月号の季語のカットを4点描いてます。

「渡り鳥」、「葡萄」、「似て非なる季語達『雷』と『稲妻』」、「蜻蛉」の4点。
今回は、すんなりと“まんま”を絵に。
夏井先生の『稲妻』は、画用紙でなく、書道用の半紙に墨で描いてます。雲のもくもくした感じが出したくて。「蜻蛉」のカットは、下の句からイメージをいただきました。

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり   正岡子規

p1の[目次]には、「葡萄」「渡り鳥」がカラーで掲載されてます。
原画はカラー水彩です。             北村さゆり拝

─ 2016年8月25日(木)