曼珠沙華/2013

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宮部みゆき著『三鬼』単行本カバーと挿絵と帯の絵。

『三鬼』宮部みゆき著(日経新聞出版2016年12月10日発売)%e7%94%bb%e5%83%8f

装丁デザイン;芦澤泰偉 & 五十嵐徹
毛筆タイトル;北村宗介
装 画・挿 絵;北村さゆり

2015年6月1日〜2016年6月30日まで日経新聞の朝刊で連載された「迷いの旅籠」が『三鬼』(連載中は第三話)となって単行本になりました。カバー絵と、帯の清左衛門とおちかを描き下ろしました。

帯の二人は、連載時の延長なので、三島屋の黒白の間でのツーショット。
カバー絵の鬼は、装丁家の芦澤さんと編集者の苅山泰幸さんと三人で話合いました。「柴田是真のような印象の妖怪でいこうよ」と芦澤さんの提案。苅山さんは「山陰の雪降る中、宙を舞う鬼は、イメージに合います」と。連載中から感じていた私なりの肌合いとを混ぜ合わせ、「伝説となった“森の鬼”の噂を聞いた絵師が描いた、という設定でいきましょう」ということに。当初、物語りに登場する鬼の風貌を忠実に描こうとしたものの、むしろ“霊気”、“妖気”漂う姿の方が読者の想像を後押しするように思い、北村流  “森の鬼” = “第三の鬼” として描きました。

そして連載時に384点の挿絵を描いた中から27点が本に載っています。そのほんの一部をこちらにupします。
カバー原画はこちら →

・・・・・・・帯より・・・・・・・・

鬼は、人から真実を引き出す。森は秘事を抱いている。そこには罪があるから。人は罪をおかすものだから。悲しい語りの後に、きらりと光るものが……
江戸は神田で評判の怪談語り<変わり百物語>
不思議な話に心がふるえ、身が浄められる。

<目次>
第一話 迷いの旅籠・第二話 食客ひだる神・第三話 三鬼・第四話 おくらさま

江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん”のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、山陰の小藩の元江戸家老、心の時を十四歳で止めた老婆。亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語り出す。「もう、胸を塞ぐものはない」それぞれの身の処し方に感じ入る、聞き手のおちかの身にもやがて、心ゆれる出来事が……。

※サムネイルをクリックすると画像が大きくなります。

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カバーを外して全部拡げて。

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カバーの表1。

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カバーの表4。

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表1〜松田屋の女将。

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カバーを外して。表1.

 

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須賀利三郎。

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カバーを外して。表4.

 

お梅さん。

お梅さん。

元木源治郎。

元木源治郎。

p2、p3、目次。

p2、p3、目次。

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宴会?

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p4。

─ 2016年12月2日(金)

日本橋高島屋の展覧会のおしらせ。

〜Winter Holidays〜
ー日本画・洋画・版画ー

会 場;日本橋高島屋6階 美術画廊
会 期;2016年12月14日(水)〜20日(火)
時 間;10:30~19:30
・・・・12月17日(土)〜19日(月)は10:30〜20:00まで。
・・・・最終日20日(火)は16:00まで
連絡先;03-5361-4111(代表)

18名の作家達の小品展。2点ずつ出品します。

※サムネールをクリックすると大きくなります。

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─ 2016年12月1日(木)

「触書の男」伊東潤筆の扉絵。『オール読物』掲載。

伊東潤さんの読み切り「触書の男」〈オール読物〉12月号
〜港町・笠岡の宿屋で働く少女は、一見客の行動に不審を抱く〜

扉絵を描いてます。
モノクロ印刷。画用紙に墨汁で描いてます。

─ 2016年11月24日(木)

月刊誌〈ひととき〉12月号の挿絵。

『ひととき12月号』(ウェッジ発行)。連載中の西山克先生の「中世不思議ばなし35」の挿絵。
歴史資料から読み解く西山先生の不思議話は興味深いものです。

今号は【  耳をすませ 噴火の音 】
天永3年(1112年)10月20日の京都に異様な音が響き渡った。三日後の記録には「午前十時ばかりに大鳴動」とあり、それは一度だけではなかったそうだ。翌24日別の記録によると、富士山や浅間山の噴火ではないか?とあり、尾張から上洛した人によると東方から聞こえたと。情報は錯綜した。そして11月2日午前10時前後ふたたび京都に大鳴動がとどろく。天文博士の安倍宗明の日記11月10日条には噴火ではなく「天鼓」だと。すなわち天の発する警告のこと。11月半ば過ぎの信濃からの報告によると鳴動は伊豆国だと。海が大鳴すること3日間。朝廷はこれをうけて27日に吉凶を占った。気象庁hp「伊豆大島 有史以降の火山活動」で諸々を考慮して当てはめると、伊豆半島東部の海底火山の噴火であった可能性があると、西山先生は語っていらっしゃいます。

私は「ブラタモリ」が好きです。タモリさんが好きなのが理由の一つだけど、地形の読み取りがヤバイ(^^)から。マグマの噴火が列島をつくり、人間が住み着く。我々の営みが過去から続いているのはその地形の恩恵だと、つくづく教えてくれるから。その証拠は古文書にも豊富に残されているのですねえ。・・・感心・・・(^。^)
北村さゆり拝

もっと詳しく読みたい場合は、ウエッジHPにて購入するか、東海道新幹線グリーン車座席に備えてあります。お持ち帰りokだそうです。(^^)
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─ 2016年11月21日(月)

NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉2016年12月号

NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉2016年12月号の季語のカットを4点描いてます。

「鰤」、「水鳥」、「似て非なる季語たち『風呂吹』と『蕪蒸』」、「冬の空」の4点。

今号はストレートに描ける題材でした。「冬の空」はカラッと乾いた寒くて晴れの空を、見慣れた我が町をモチーフにしてみました。p1の[目次]には、「鰤」「蕪蒸」「冬の空」がカラーで掲載されてます。
原画はカラー水彩です。             北村さゆり拝

─ 2016年11月15日(火)