山本兼一著『花鳥の夢』（文藝春秋）の表紙カバーを描き下ろしました。

上杉謙信に贈られた『洛中洛外図』や宮内庁所蔵の『唐獅子図』で知られる狩野永徳の生涯を描いた作品。
永徳が等伯にジェラシー？！
そうかもしれない。。。と思う小説です。
なまなましく描かれる絵師達の葛藤と、天下人達の器が面白いです。

原画は、永徳の「花鳥」に関する屏風を参考に表紙用に再構成し、描き下ろしました。
画用紙に不透明水彩。
『お江の方と春日局』と同様、別に作った金箔地と合成してます。

装丁デザインは、芦澤泰偉さん。

※サムネイルはカバーの全体。クリックすると大きくなります。