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西山克筆 “中世不思議ばなし” ~ 月刊誌〈ひととき〉の挿絵。

〈ひととき〉(ウェッジ発行)2016年1月号、西山克先生の『中世不思議ばなし24』 の挿絵。

歴史資料から読み解く西山先生の不思議話の解説は興味深いものです。
今号は【付喪神共同体〜器物の怪】

前回に続く『百鬼夜行絵巻』の祖本について。つまり、「妖怪絵」の発端について、今号では「付喪神絵巻」も祖本の可能性があると書かれてます。挿絵は『付喪神』。すす払いなどで捨てられた日用品が、ひと悶着起こす絵巻の部分をデフォルメしてアレンジしました。『百鬼夜行』は、ちょうど今のように天災の多い時の人々の祈りをパロディ化したと推察されてました。そして、器物を擬人化したのは『付喪神絵巻』が始まりでは?と西山先生が書いていらっしゃいます。

〈ひととき〉は、東海道新幹線のグリーン車に備え付けの月刊誌です。
お持ち帰り、オーケーだそうです。(^^)

 

─ 2015年12月21日(月)