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妙蓮寺万灯会の献画。

日没後、点灯すると右になります。

京都の妙蓮寺の万燈会(まんとうえ)は、天明の大火以後、途絶えていたものを207年ぶりに復活させたものです。今日では、京都の伝統行事として定着しつつあります。しかし、残念な事に、平成23年〜25年まで、大本堂屋根・内陣の補修工事のため本堂使用が不可能となり、本年の第16回を期して万灯会献画を中断するのだそうです。

献画させていただいたのは今回で七回目です。日没後の点灯では”雪洞“になります。絵の具の彩色を楽しむ日中に比べ、点灯後は、絵の具の塗りの厚さがじんわり映し出されるので、描き手としては意外な感じで表れます。
今回は、”雪洞“を意識して思い切って切り絵を加えました。のり付けが難しかったですが、切り絵を取り入れたら、今までもやもやしていたものが、解決しました。

さて、実際はどうみえるのでしょう?

展示日◎2010年10月12日と13日(二日間)
時 間◎12日9:00〜20:00(日没後は点灯します)
・・・・13日9:00〜15:00

*幻想的なライトアップは12日晩のみ。

連絡先◎075-451-3527(京都 妙蓮寺 寺務所)
大本山妙蓮寺 京都市上京区寺之内通大宮東入

─ 2010年10月4日(月)