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合同展は28日をもって終了いたしました。

稲城市の《城山絵画サークル》が始まって20年、杉並区の《いろは日本画さゆり会》は4年目になります。
会員さん達の「描きたい」「表現したい」という意欲 に支えられ、なんとか講師を続けております。
その2つのサークルの初の合同展が28日で終了いたしました。

私は「先生」とよばれていますが、人生においては会員の殆どが私より先輩です。
ものの見え方がより奥深い人達ばかりなのです。2次元の絵という形にして表現することに、答え・方法はない、と、私は常々思っています。表現したいモノ、表現したい気持ちが、作品になると考えています。
ただ、その気持ちを絵にするとき、「ここの線を活かす」「画面の中で余計な説明を省く」というアドバイスができるだろうと思って講師を続けています。(画材と技法はちょっとだけ心得があります)
そして、今回のように、良い環境で皆さんの作品を一同にみられると、充実した時間を感じることができ、とても幸せです。

個性を活かし、自分を見失わない事(指導者がこねくり回すと自分を失うどころか”見失ってしまう”と思う)が絵画論であり、日常の楽しみが作品になれば尚良いのではと思っています。
それでは物足りなく思う生徒さんがいらっしゃるかもしれませんが、充実した良い展覧会だったと、講師冥利に尽きるのです。
私は、今日も皆さんのパワーを戴いて、制作に励みます。
2014.9.30  北村さゆり拝

─ 2014年9月30日(火)