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『サライ』2021年8月号「半島をゆく」の挿画

『サライ8月号』の「半島をゆく」(p99〜102)文・安部龍太郎、解説・藤田達生、挿画・北村さゆり。
第21話。江戸前島編 その⑧ー「風雲関宿城」

挿画は、関宿城址から関宿城博物館を望む→こちら

関宿城博物館は、利根川と江戸川が合流する地点に築かれたスーパー堤防の上にある。実際の城は江戸川沿いにもう少し下がったところで、その地点から関宿城博物館を見たのが、今回の挿絵である。
今年も日本列島をいじめている大雨による水害。とても胸が痛い。
利根川も暴れ川だった。それを管理する治水工事で流路を安定させていたという。それが、「利根川東遷」←ここをクリック。国土交通省 関東地方整備局の解説が読めます。
つまり、「いまの利根川の流れは、人の手により東へ流れを変えてできたもの。 江戸時代に少しずつ東へと流れを移し変える大工事が、約60年間にわたって行われた。 これを東遷(とうせん・東へ移すこと)と言う。 それまで東京湾に向かって流れていたが、人々の努力によって現在のように千葉県銚子市で太平洋に注ぐようになった。」のだそう。
安部さんは、戦国武士たちの同行とともに、描かれています。本を手に取ってご覧いただけると幸いです。

─ 2021年7月12日(月)