NHKテレビテキスト〈NHK俳句〉12月号の中の小さなカット4点を描いてます。

季語「雪」「息白し」「宝船」「霰」の４点。

「雪」は、雪化粧した我が町の公園がモデルです。「息白し」は、この言葉を聞いた途端にいくつかの画が浮かびます。白い息を誌面の白紙の上に表現するのには少し工夫をしました。背景があれば白さが浮きだつという工夫です。「宝船」はお札のイメージです。「霰」には滅多にお目にかかりませんが、降ってもスゥ〜っと消えてしまうか、コートの縫い目や皺にパラパラと集まって白い粒の島のようになるものです。降り始めの「霰」の時、誰しもが確認する行動を描きました。
「雪」と「宝船」は墨絵。「息白し」と「霰」は、カラー水彩で描いています。