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山本博文著『武士はなぜ腹をきるのか 日本人は江戸から日本人になった』単行本カバー

山本博文著『武士はなぜ腹をきるのか 日本人は江戸から日本人になった』(幻冬舎 5月15日発行)。
表紙カバー描き下ろし。
デザインは、石間淳さん。

戦国時代以来、日本から来た外国人は一様に日本を褒めています。彼らが見た日本人の国民性、武士道という倫理を身につけた武士たちの生き方や考え方を知ることは、日本という国を再認識し、日本人としてよりよい人生を送るのに、役に立つことでしょう。(帯より)


山本博文先生とは何度かお会いした事があります。最初は2007年だったかなぁ〜。そして2008年の【連載挿絵ー「利休にたずねよ」展】の時、「いつかご縁があれば・・・」とお話した事がありました。そしたら今回のご縁。装丁の石間淳さんは、山本先生と私のご縁は知らずに依頼してくださったのです。日本画を描いている私にとって、2月〜4月の三ヶ月間は、花のデッサンをするのに時間が足りない時期。こんな頃の依頼でしたが、せっかくの機会なので快諾させていただきました。石間さんとは『ヒミコの夏』以来の2回目。そう、高校時代の美術部の仲間です。
「本の上を人々がトコトコ歩いている感じをイメージしてます。特に武士を中心にしなくて、俯瞰した日常的な流れが感じられるような・・・」こんな依頼でした。明解なイメージを持っていらしたので、私は素材を提供しました。カバー絵の配置全て、石間さんが組んでくださってます。余興で描いた猫ちゃん達も使ってくださり、感謝感謝です。
タイトルにはギョッとしましたが、内容は江戸時代の人々の生活感がわかるソフトなものです。(^^)  北村さゆり拝

※サムネイルをクリックすると大きくして見られます。
    

─ 2015年5月8日(金)