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安部龍太郎著『密室大阪城』文庫本の表紙カバー。

安部龍太郎著『密室大阪城』(角川文庫 2014年5月25日)。
文庫本の表紙カバー。
装丁デザインは坂詰佳苗さん。
(内容紹介)
大坂の陣。二十万の徳川軍に包囲された大坂城を守るのは秀吉の一粒種の秀頼。そこに母・淀殿がかつて犯した不貞を記した証拠が投げ込まれた。陥落寸前の城を舞台に母と子の過酷な運命を描く。傑作歴史小説!

安部龍太郎さんの本は、『五峰の鷹』に続き二冊目。大阪の陣の最中、城内での人間模様。
表紙を考える時、「内なる思い」パターンと、物語りには出てこない「外側の出来事」パターンを考えました。そして、後者が採用されました。ボヤッと膨張したタイトルロゴがとっても内容と合っていると思います。
昭和55年に発見された、大阪城の地中深くに埋められていた頭蓋骨。物語りが急に現実になる不思議な気持になりました。
北村さゆり拝

─ 2014年5月22日(木)