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井川香四郎著『菖蒲侍』文庫本カバー

井川香四郎著『江戸人情街道ー菖蒲侍』(実業之日本社文庫 4月15日発行)。
表紙カバー描き下ろし。
デザインは、鈴木正道さん

一輪の花に賭けた男。もうひと花、咲かせてみせる! 花菖蒲を将軍に献上するため命がけの旅へ出る田舎侍の心意気。肥後熊本で御用商人の絹問屋に婿入りした善兵衛。売れ行きが落ち窮地の店を救うため、藩の御家人となる決意をする。やがて、将軍家斉の生母が重い病気になり、母が好きな菖蒲を江戸へ届けよと幕府からの通達が。善兵衛は、肥後の菖蒲を届けるため江戸への道中に出るが……表題作をはじめ、大坂の人形浄瑠璃師・植村文楽軒が同心に追われる夜鷹を匿う真意をめぐるミステリー仕立ての名品「ひとつぶの銀」など、真摯に生きる人々たちの人間模様を描く珠玉の時代小説集! [解説/ 細谷正充](実業之日本社文庫サイトより)

文庫本のための絵は描きすぎてもいけないようで、私にはとても難しい仕事です。タイトルの文字のサイズが大きくなるからです。この原画で文字をどう入れるのか。。。鈴木さんも頭が痛かったろうと想像してますが、紫色でピシっと入っていて、渋い表紙になっています。
さすがです。北村さゆり拝

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─ 2015年4月7日(火)