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母校の文化講演会。
2025年11月5日に、静岡県立藤枝東高等学校の文化講演会で北村さゆりが話しました。
【あこがれの高校生活?私が抱いた夢が信頼を得るまで】
在校生のほとんどが進学するが、芸術系に進む人はごく僅か。全生徒に飽きずに聴いてほしいと考え、若かりし頃の自分を思い起こすこと1ヶ月。なんとか話の骨格ができて、11月5日を迎えた。
高校〜実技が全ての美大浪人生活〜美大生時代。師と呼べる先輩方との出会いとアドバイスで絵に取り組む世界が広がる北村。40年間作品を制作し続けてきた原動力は、当時培った諦めない粘り強さではないかと語る。努力・行動力・チャンスを掴む運の良さもあって、実力以上の幸運を呼び込むことがある・・・そんな内容の講演会。
「講堂の全校生徒と自撮りできると張り切っていたら、急遽、流行病予防でリモート講演になり、初めはがっかりしました。しかし撮影カメラの部屋で、何人かが実際に向かい合って座ってくれて、自然に話すことができました。部屋で聴いてくれた生徒さんたち、ありがとうございました。優しい君たちには、感謝いたします。でも、質問コーナーの時、もっと丁寧にお答えすべきだったかなと反省しています。図書室にも出向いていただいたのに、外がどんどん暗くなるので、みんなの帰宅時間が気になっちゃいましたが、東高生に少しだけ慣れた今なら、もっと突っ込んだ話ができたろうに、、、とも思っています。みなさん聞いてくださってありがとうございました。」
北村 談 (by管理人)
11月7日追記:
文化講演のお話をいただいた時は、高校生に私が何かを伝えることができるのか。。。お引き受けすべきかを悩みました。10月に藤枝大祭を体験したくて帰郷すると、西中の複数の同級生と白子通りで50年ぶりにバッタリ再会したことで、当時の自分を思い出すことができました。
講演会を終えての今は、高校生から随分とエネルギーをいただいたということです。彼らにとっては、頼りない先輩の話だったことでしょう。でも私が元気をいただいてきたのだと二日経った今実感しています。朝起きるのが嬉しいんです。こんなこと久しぶりです。
私を呼んでくださった小泉先生、高島先生、担当の紫尾先生、そして校長の森谷先生、ありがとうございました。
北村さゆり拝
今後の予定
・集英社文庫12月刊『うきよの恋花』(周防柳著)のジャケットを描き下ろしました。
・作品展;開廊23周年(京橋移転1周年)記念展(2026/2/22〜3/14)
📍◉ 『今村翔吾 朝日新聞連載小説 ”人よ、花よ、“北村さゆり 全挿画集』発売中
税込価格¥4,180
販売先はこちらでご確認できます。→★
オンラインショップ
◉ 2021.12〜2022.1に藤枝市主催で開催された「藤枝出身の日本画家 北村さゆり」の記録動画を公開してます。
北村さゆりの展覧会チャンネル → ★
📍◉西山克先生の文章に北村さゆりが挿画をつけた絵本『中世ふしぎ絵巻』正篇、続篇、→ ★ ★
岡本洋平さんの不思議な装丁が、2018年に第52回造本装幀コンクールで受賞。
宮部みゆきさんの『三島屋シリーズ』。悩みに悩んでおすすめの一話。
KADOKAWA文芸WEBマガジン 「カドブン」
『三島屋変調百物語』シリーズ おすすめの一話。
歴代担当編集者&装画担当者が悩みに悩んで激戦!第3回にメッセージを寄せました。
こちらです → ★
文中のおちかちゃんの挿絵は、こちらです。最終回の一つ手前に描かせていただきました。やっぱり描きすぎかな?😅
もう10年近く前のお仕事になるんですね。
『三鬼』には4話入っていて、新聞連載だったので、毎日挿絵にするのが楽しかったことを思い出します。ぞくっとする怖い話かと思うと、可愛いくて終わりたくなかったのが「食客ひだる神」でした。





