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陸前高田の普門寺で行われるプロジェクト

【「五百羅漢制作と500年コンサート」未来への記憶プロジェクト】
どなたでも参加できます。また、寄付金も受け付けております。詳しくはこちら
・・・・・・・・・・・・・右のチラシのアイコンをクリックすると拡大します。
五百羅漢制作 8月10日〜24日
オープニング 8月10日
☆2つのコンサートについて
未来への海岸供養記念 復興コンサート 9月16日
☆寺子屋塾
寺子屋塾1 8月10日
・寺子屋塾2 8月16日
・寺子屋塾3 8月18日
・寺子屋塾4 8月19日

「未来への記憶」プロジェクト

 人種、国境を越えて世界中の人々が、心の平安と祈りを持つことは易しいことではありません。3.11の大震災から2年を過ぎた東北では、夜、空を見上げると美しい星が瞬いています。しかし、この夜空の瞬きが霞んで見えなくなると、子を亡くした母は言います。瞬く星に話しかけても、何の返事もないと母を亡くした子どもが下を向きます。生きることは悲しくて、辛いことだと感じている人が多くいます。
日本においては曹洞宗の道元禅師が、飢餓や災害で犠牲になった多くの人々のために、羅漢信仰を広めました。石を彫ることは、亡くなった人の無念な思いと一緒に、自分の悲しみを石にちこむことです。日本人は石に命を吹き込むことで、自分自身の心の音を聴く対象としました。そして羅漢さまはオビンズルさんともいわれ、死者の供養の役割があります。優れた音楽家が奏でる音楽は、静かに心の隅々までしみわたり、様々な想いを外に出してくれます。それは苦しみや悲しみによって閉ざされた、心の扉を優しく開くかのようです。何万年もそうして音楽は、心を浄化してくれます。
石を打つ音は普門寺の森に響くでしょう。それは心の音です。美しい旋律の音楽が森に響きます。私たちの心もその音色に乗って空高く舞い上がるでしょう。それらの音は海の彼方に、そして満天の星に届くように、私たちの大事な人たちに届いていきます。「未来への記憶」プロジェクトは石が羅漢さまになり。、音楽が心を自由にしてくれる時を、皆で一緒に過ごすことを目的としています。

微力ながら北村は水彩画の羅漢様を贈りました。ハガキサイズ。クリックすると大きくなります。
       

─ 2013年8月8日(木)