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『サライ』2020年3月号「半島をゆく」の挿画

『サライ3月号』の「半島をゆく」(p95~98)文・安部龍太郎、解説・藤田達生、挿画・北村さゆり。
第19話。福井県の半島ーその②「大陸交易の窓口」

挿画は、文禄の役の際に日本に持ち帰られたと伝わる朝鮮鐘。→こちら。 総高112㎝。新羅時代の鐘で国宝に指定されている。
私はいつも取材に同行していますが、情けない事に、安部さんの原稿を読んで初めて土地の由来を知る事が多いです。しかも、取材での出来事が昨日のことのように蘇ります。安部さんの文章は、こんな私にも優しく半島の歴史を紐解いてくださいます。多分、どの読者よりその事を実感していると思います。一緒に取材しているのになぜ?と思うでしょう。というのは、普段は、仕事場に籠って制作しています。ところが、現場の空気、風、景色がさわやかで美しく、その場を感じとる事で精一杯なのです。と、言い訳させてください。
今回は、国宝を水彩画にしちゃいました。鍵のかかった蔵に大切に設置してある大きな鐘でした。

藤田先生の解説と、北村さゆりの取材スケッチと雑感は、こちら→ サライ.jpをご覧ください。

─ 2020年2月13日(木)